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伊予鉄道「坊っちゃん列車」
日本国内で定期的に見られるSLは何だかんだで全国各地に多々ありますが、定期的に見られるSLといえば忘れてはいけないのがこの「坊っちゃん列車」です。
機関車を側面から。私は軽便鉄道のSLにはそこまで詳しくないのですが、雑誌などで読んだところによると、かなり細かいところまで綿密に再現されているそうです。
道後温泉駅には見ての通り、坊っちゃん列車の展示を兼ねた引き上げ線のようなものがあり、運用の合間にこちらで休んでいる姿を見ることができます。夜間はここでライトアップされることもあります。
車内 というわけで坊っちゃん列車の車内を見てみましょう。その昔、夏目漱石が著作「坊っちゃん」の中で、「乗りこんでみるとマッチ箱のような汽車」と表現しましたが、まさにその通りだなと思ってしまうほどの小さな空間です。車内は本当にマッチ箱のように狭く、10人ぐらい乗ったらいっぱいになってしまいそうです。
座席の様子。板張りなので座り心地も何もない座席です(笑)。ちなみに、夏目漱石の「坊っちゃん」では、「ごろごろと五分ばかり動いたら…」という表現がありますが、実際にこの座席に座っていると車輪がごろごろ動いているのを感じることができます。
窓のカーテンはこんな感じで、こちらも今では博物館ぐらいでしか見ることのできない木製のカーテンが再現されています。
カーテンの金具など、細かいところの再現も抜かりなく行われています。
天井を見上げます。
出入りの扉はこんな感じ。車内の木座はかなり使い込まれた、独特の風合いを出していますが、この車両が作られたのは2001年以降。「忠実な再現」へのこだわりを感じることができます。乗車した際には、そういった木目の色合いや素材の風合いもよく見てみると面白いでしょう。 おまけ
坊っちゃん列車は片方にしか機関車がついていないため、終着駅では方向転換が必要になります。で、どうやっているのかというと、機関車、客車ともに運転手の方が手作業で押したり回転したりしています。 |
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