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松本電気鉄道(アルピコ交通)3000系
首都圏在住の私にとって、「アルピコ」といえば中央高速バスのイメージがすぐに思い浮かびますが、元々同社は「松本電気鉄道」と称していただけあって鉄道事業も運営しています。松本から新島々までを結ぶ上高地線がそれで、読んで字のごとく上高地へのアクセス路線として、また沿線の地元民の足として利用されています。 |
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モケット
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撮影日時・場所 撮影場所:アルピコ交通上高地線 新島々駅 車内 備考 |
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車内全景 車内に入ります。車内の基本的な見付は京王時代からそこまで変わっていませんが、近年座席モケットが交換され、青を基調としたフレッシュな雰囲気になりました。また、私が乗車した編成は天井部分に造花があしらわれており、どうやら沿線の「新村のひまわり」をPRするための装飾だそう。もっとも、この写真を撮影したのは10月後半なのですが、そこはツッコまないことにします(笑)。
座席
座席の様子。長いクッションがドンッとあるだけのシンプルな昔ながらのロングシートです。こちらの座席は最近交換されたもののようで、座面・背もたれとも適度にハリがあり、古い電車の座席によくある“ヘタり”は全く感じませんでした。
座面の様子(左)と座席下のヒーター部分(右)の様子。ヒーターの金属製カバーは「十」の字を交互にあしらった妙に凝ったデザインですが、これは京王3000系時代からのものです。
車端部 車端部の区画は全て一般席となっており、5人がけの座席が展開しています。京王3000系は元から車両と車両の間の通路(貫通路)が妙に広く取られており、それがワンマン運転を行ううえで都合がいいことから各地のローカル私鉄からから譲渡希望が殺到した、という話を聞いたことがありますが、実際に見てみると写真で見る以上に広く感じます。
運転台直後の区画
変わって運転台直後の区画をご紹介(左)。京王電鉄時代はこちらにも座席が設けられていましたが、移籍に伴って座席は撤去され、現在は車いすスペースを兼ねた運賃箱の設置コーナーになっています。単に座席を取り外すだけでなく、新たにヒータが増設されているあたりが寒冷地らしい仕様と言えそうです。
車内設備
天井の様子(左)。天井には一定間隔で扇風機が設けられています。もっともカバーがかかっているためか、パッと見では国鉄型車両にありがちないかにも「扇風機」というような雰囲気はだいぶ軽減できている気がします(笑)。
通路の様子(左)。電動車であるため、床下機器点検用のフタが設けられていますが、これも近年ではめっきり見かけなくなったように感じます。写真(右)は無人駅からの乗車に使う整理券発行機。こちらも全国で見かけるデザインですが、整理券発行機ってなぜにオレンジ色が多いのでしょう?(笑)
貫通路(車両間の通路)上にはなぜか「走行中は渡らないで下さい」の文字が(写真左)。走行中はそれなりに揺れることから書いてあるものと思われますが、わざわざ注意書きまでしてあるのは珍しい気がします。写真(右)はドアボタン。こちらも全国的によく見られるデザインです。
ドア 乗降用ドアの様子(左)と、ドア部分の注意喚起の表記(右)。「ドア」じゃなくて「ドアー」なところがポイントです(笑)。
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概説
上高地線で使用されてきた5000系が老朽化により取り換えの時期を迎えたことから、京王電鉄井の頭線で使用されていた3000系を譲り受けて1999年にデビュー。 上高地線全線で運用されている。
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