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HOME > 鉄道・バス車内写真 > JR四国の在来線 > 5000系「マリンライナー」

5000系「マリンライナー」

マリンライナーはかつては213系が使用されていましたが、スピードアップや車両の老朽化の問題から2003年にこの車両に置き換えられました。5000系というこの車両、普通車は223系と同仕様、グリーン車と普通車指定席はJR東日本のE231系とほぼ同じ構造の2階建て車両という、ルーツは会社を超えた謎のコンビです。登場当時はグリーン車のサービスダウンなどいろいろあったようですが、今ではすっかり定着したような感じですね。

車両の入口の様子。車両の構造だけ見ると首都圏の普通列車グリーン車のそれとほとんど一緒です。ただ、行先表示板の形式はJR四国の形式に準じています。

車体側面。これだけ見るとただのグリーン車の色違いです(笑)。写真は赤を基調としたカラーですが、製造時期によって、青い色のバージョンもあります。残念ながら私は撮影できませんでした(汗)。

グリーン車

さて2階のグリーン席の様子です。ぱっと見たところは、まさに「普通列車のグリーン車」ですね。Suicaリーダーや読書灯がないあたりを除けば車内はJR東日本のそれとほぼ同じ、岡山まで来て一気に旅情がそがれる瞬間です。おそらく素人目には、例えば「東海道線のグリーン車」として見せても大丈夫、といっても過言ではないような感じです。

座席の様子。座席に座面スライド機構とリクライニング機構が併設されているのは、主に特急用車両を中心としてJR東日本の車両にもよく見られますが、こちらはそれに追加して枕がついています。鉄道車両の「枕」は、往々にして頭が妙に起き上がった状態になるか、フワフワ過ぎて落ち着かないものが多いので私はあまり好きではないのですが、この座席の枕はやや固めとはいえ、妙に頭が起き上がらないのでかなり快適です。
シートピッチは1000mm。対するJR東日本のそれは980mmですが、窓割りは「ルーツの車両」から変わっていないため、高松寄りに行くにつれて徐々に座席と窓が合わなくなってきます。

枕のアップ。枕カバーにもマリンライナーのロゴがプリントされています。
ちなみに手すりはキノコのようなものがニョキッと出ているタイプになり、JR東日本のそれと形状は異なります。

車端部のテーブルはE217系スタイルのものが採用されています。E217系もそうなのですがこのテーブル、わざわざ台形にするメリットを全く感じません。これなら二人で共用の一枚板の方がまだ理解できます。何ゆえにこのような形状になっているのでしょう?

天井を見上げます。このあたりはE217系やE231系のグリーン車と全く同じようです。

ドア脇にはこのような荷物置き場があります。網棚のない車両ゆえに重宝されそうなスペースですね。

先頭部分にはこんな感じの展望席もあります。この展望席、見ての通り座席の高さが左側と右側で異なっており、どちらに座っても海が見られるような工夫がなされています。

1階 普通車

さて1階席です。こちらは普通車指定席として販売されています。明るい青とピンクを基調とした座席ですが、階下席ゆえか妙に沈んだ印象を受けます。このあたりはダブルデッカーの階下席の宿命なのでしょう。

座席の様子。こちらは背面テーブルがなく、またリクライニングの角度もかなり抑えられています。グリーン車とは、背面テーブル、リクライニングの角度の差、枕(笑)で差別化を図っているのでしょうが、正直これで差別化になるのか…という感じです。
実際地方の人には、「2階席だから高い」という印象を持っている人もいると聞いたことがあります。グリーン車がアレ過ぎるというのもあるのかもしれませんが、これほど普通車とグリーン車の溝が狭い例も珍しいと思います。

天井を見上げます。天井はそれなりに高いはずなのですが、2階席と違い完全にフラットになっているためか、かなりの圧迫感を感じますね。

車椅子対応区画の様子。左側は車椅子対応のトイレがあります。ここに座ると、この広い空間を一人で占有できます(違)。首都圏のグリーン車では最大12名を収容する空間であるため、一人の占有スペースはズバ抜けたものになっています。
実際は、座ってみると広すぎて妙に落ち着かない席です。車椅子の方が優先ですが、座れる機会があれば一度座ってみると面白いと思います。

その座席の様子。

座席側からデッキを見ます。デッキとはいっても、区切られているわけではなく、どちらかというと373系のそれに近い形をしています。デッキにLED表示装置を設けるのは珍しいと思います。

その他

階段へのアプローチ。

階段にはミニギャラリーがあります。

HOME > 鉄道・バス車内写真 > JR四国の在来線 > 5000系「マリンライナー」

撮影日時・場所

撮影日:2010年10月06日
撮影場所:瀬戸大橋線 岡山駅 車内

車両概説

デビュー年:2003年10月

瀬戸大橋線「マリンライナー」で使用していた213系が老朽化のため取替えの時期を迎えたことから開発された近郊型電車。JR西日本の223系5000番台と仕様をあわせた平屋建ての車両が2両、JR東日本E217系のグリーン車の車体構造を使用したグリーン車と普通車指定席車両が1両の3両編成で構成されている。通常は223系5000番台2両編成を併結して5両編成で運行されるため、223系とシステム上の違いはない。

車内は平屋建て車両は223系と同一。二階建て車両は、2階席がグリーン席となっているが、座席の形状はE231系のグリーン車に準ずるが、シートピッチは1000mmと広くとられている。1階席は普通車指定席であり、こちらもJR東日本の特急型車両の普通席と同じ形状だが、グリーン車に比べてリクライニング角度が浅めになっているなど、細かい差別化がなされているのが特徴。
2階建て車両は、編成によって車体色が赤色のものと青色のものがあり、またエンブレムも3種類が存在する。

現在は全車がJR四国の高松運輸区に配属され、快速「マリンライナー」に専属で使用されている。


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