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485系「お座敷列車・ゆう」 <
JR東日本で485系のお座敷列車というと、「ニューなのはな」といい、「せせらぎ」といい、色違いばかりが多く存在する気がしてならない今日この頃です。しかしその中で、唯一“個性派”を貫いているお座敷列車、それが「リゾートエクスプレスゆう」です。元は1991年に欧風列車として登場しましたが、1998年にお座敷列車に改装され、現在に至ります。それにしてもまもなく改造から20年が立つにもかかわらず、デザインの斬新性が失われていないのは大いに評価できると思います。
「リゾートエクスプレスゆう」のロゴ。元欧風列車だったこともあり、西欧人の紳士とおぼしき絵(笑)が描かれています。 車内 さて車内の様子です。車内はよく見かける「お座敷列車」であり、見慣れたものに見えます。しかし、他の車両と違ってこの車両は「掘りごたつ」がついておらず、フラットな普通の「座敷」になっています。改造時期は「ニューなのはな」と重なっていますし、理由は不明ですが、こちらの方が見た目的にはシンプルですね。
で、こちらが座席ならぬ座椅子の様子です。掘りごたつでない分、足元のスペースはあまり確保されていません。他のお座敷列車と違って、普通に座るわけにはいかず、かといって座椅子で正座はなかなかキツいですし、必然的にあぐらをかいて座る形になります。知り合いと楽しく利用するならまだしも、混雑する臨時列車で、脚を伸ばせないのはちょっときついと感じました。案外、「ゆう」が団体列車を中心に使用されているのは、そのあたりの事情もあるのかもしれません。
座席脇にはこのような荷物置き場があります。あとに登場した「せせらぎ」「ニューなのはな」などでは、上からフタを開けて使う収納タイプになっていますが、大荷物だとこちらの方が便利なような気もします。というより、いちいち収納を開け閉めする必要がないという点では、こちらの方が便利のような気もします。
入口部分。AV設備、カラオケ設備、テレビなど、お座敷列車に必要な設備は一通りあります。
カラオケは第一興商でした。JR東日本のお座敷列車にあるカラオケは基本的にこれです。
天井の様子。欧風車両だった頃から照明は変わっていないようで、他の「ニューなのはな」などに比べると、一昔前と言った感じの照明をしています。 イベントカー 4号車にはディスコのような車内設備を持った「イベントカー」が連結されています。ここまでゴツゴツした車体というのも珍しいと思います(笑)。
さて、車内の様子です。一見しただけではとても列車の中とは思えず、どこかの「クラブ」に匹敵するほどの設備と雰囲気です。まさにディスコブームの時に改造された車両だけありますが、そのためかどこか「一昔前」の雰囲気が漂っているような気がします。
反対側から見たところ。照明設備も本格的です。窓がなく光が入りにくいため、車内は昼間でも薄暗い雰囲気です。
折りたたみ式のジャンプシートもあります。
天井の様子。使われていないため、照明はほとんど消灯していますが、音響装置も含めてかなり本格的なものが随所に見当たります。一度、全て点灯しているところも是非見てみたいですねぇ。 イベントカー座席 車両の水戸寄りのドーム状部分には、このように座席が備え付けられています。高さだけをとれば普通の2階建て車両の2階部分に相当する高さです。ちょっと目立ちにくい場所にありますが、私が乗車した時は始発から満席でした。やはり、知る人には人気のスポットのようです。
座席の様子。あくまで単なるフリースペースなので付帯設備はテーブルのみと簡素です。座り心地も一昔前のグリーン車といった感じであり、また経年もあるのか座面がヘナヘナになっているものもいくつかありました。まぁそこは腐ってもフリースペース、座席に縛り付けられる場所ではないので、特に不満はありません。
イベントカーへのエントランスの廊下。何となく「北斗星」の食堂車のエントランスと似たものを感じたのは私だけでしょうか(笑)。
地味に公衆電話もあったりします。カード専用ですが、一応いまだに使えるようです。ただ、最近は滅多に使われていないようで、新品同様の輝きを保っていました(笑)。 車内設備 洗面所はリニューアルされています。見たところは新型特急車そのものですね。ところでJRさん、臨時列車だからといってハンドソープくらい入れておいてください(汗)。使おうとしたら何もでてきませんでしたw。
各車両のエントランス。花飾りなど、さりげないオシャレが目を引きます。
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