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485系「お座敷列車・宴」
「宴」といえば、なにぶんその登場が早かったせいか、私はその名前を「でんしゃずかん」を眺めていた幼稚園時代から知っていました。しかし、他のお座敷列車と違って団体列車にばかり充当されていたせいか、なかなか乗る機会に恵まれず今日にまで至ってきました。念願叶って乗れたのが、2009年の横浜デスティネーションキャンペーンの時でしたが、乗ってしまえばただのお座敷列車、イマイチ印象に残らなかったのはやや残念でした。
この濃い車体の色は、他の鉄道車両ではなかなか見られないものだと思います。いわゆる旧型国電は、よく「アズキ色」と言われていますが、私はどちらかというとこっちの方がアズキ色に近いのではないかと勝手に思っています。
「宴」のエンブレム。最近の車両のロゴにしてはかなりシンプルです。
「宴」、実はなにげにブルネル賞(良いデザインの車両に贈られる賞)の受賞車だったりします。デッキ部分に「賞状」(?)が飾ってありますが、車両の中でこのように紹介されている例はあまりないので、乗った時には必見です。 車内 さて、車内の様子です。車内はよく見かけるお座敷列車の車内であり、見慣れたものとなっています。「ニューなのはな」など、その後登場したお座敷列車の「基本」を作った車内です。
で、こちらがその座席…、ではなく座椅子の様子(笑)。掘りごたつ式を最初に導入したのもこの「宴」です。
窓枠には何を想定したのか分かりませんが、物干し竿のような細い棒が伸びています。おそらく立ち上がるときの手すりか何かを想定したのかもしれませんが、そのまま靴下とかTシャツを干しても大丈夫そうな作りなのはちょっと笑えます。この棒も金色にすることで、ちょっとした「ゴージャス」をかもし出しているのは不思議ですね。
窓側にはこのような荷物置き場があります。
運転席後ろにはこんな感じのフリースペースが。他のお座敷列車でも見慣れた設備です。 車内設備 デッキの様子。デッキは完全にリニューアルされており、改造前の面影は全くありません。赤い板は休憩用の椅子ですが、私が乗った時はこの椅子を使ってトイレの順番待ちに使われていました(笑)。
連結部分にはマットが敷かれています。お座敷列車は一度乗ると、降りるまで車内の移動はスリッパを使うことになっていますが、その際に連結部分にスリッパが引っかかるのを防止するためと思われます。
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