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JR北海道 キハ40系
JR北海道の非電化路線で、普通列車といえばこれ、と言っても過言ではないのがこのキハ40系列です。国鉄時代から活躍する車両ですが、その活躍規模は恐らく道内全域に及ぶのではないでしょうか。キハ54系など他の気動車もありますが、道内どこに行っても必ず一度は見かける車両として、登場から30年以上が経つ今もかなり大きな存在感があります。
深夜の江差駅にたたずむキハ40系。誰もいないホームに静かなエンジン音だけが響き渡ります。なお、江差線の木古内〜江差間は2014年5月中に廃止されることがすでに決まっています。
一部の車両は見ての通り、国鉄時代の塗装(というかデビュー当時の塗装)に復元されています。写真は池田駅にて撮影したもの。フレッシュなJR北海道塗装もいいですが、やはりキハ40系にはこちらの塗装がもっとも似合うような気がします。
入口の様子。ホームが低いことを考慮して、入り口には一段ステップが設けられています。
普通車 車内の様子です。車内はドア付近がロングシートに変更されるなどの改造を受けているとはいえ、それ以外はデビュー当時から何も変わっていないのではないかと言っても過言ではないほど国鉄時代からの雰囲気をよく残しているように思います。
で、座席の様子。昔懐かしいブルーのモケットも健在です。
一番はしのクロスシートは見ての通り2人がけになっています。2人連れの方はこちらの方がいいようにも思いますが、基本的に札幌近郊の列車を除けば、北海道の普通列車はガラガラなことが多いです(笑)。どうでもいいですが、札幌近郊ではカップルが仲良く座ったり、リーマン2人がここに陣取ってプチ宴会を開くなどの光景も見られました。
壁に備わるコートかけの様子。また網棚は文字通り「網」のまま残されています。
窓の部分はこのようにテーブルとしても使えるようになっています。また窓は二重式になっています。私は当日-7度だった江差から乗車したのですが、確かに手前側の窓を開けておくとかなり隙間風が吹き込んできます。極寒の北海道を走るキハ40系ならではの仕様と言えるでしょう。
天井の様子。勘のいい方はお気づきでしょうが、このキハ40系、実は非冷房です。冷房装置は扇風機しかありません。北海道といえども夏場はそこそこに暑くなりますが、その時はこの扇風機だけでことが足りるのか気になるところです。
荷物棚上には非常脱出用のはしごが備わります。非常脱出といっても、どういった時に使うのでしょう?
車端部はロングシートになっています。右側の出っ張り部分にはトイレがあります。
ロングシートの様子。優先席部分は灰色というか紫というか、何ともよく分からない色をしています。
その他 デッキにはごみ箱が備わります。北海道では普通列車にもごみ箱がついているのはよく見かけるように思います。
車内とデッキを仕切る扉の窓部分にはJRのロゴマークが貼られてます。写真のものは半分切れていますが…(笑)。
トイレ デッキ部分にはトイレが備わります。
トイレの内部の様子。かなり年季が入ってはいるものの清潔に維持されています。進行方向と並行に便器が設置されているのはなかなか珍しいと思います。 |
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