鉄道・高速バス 車内・座席写真のサイト |
||
|
キハ183系 特急「オホーツク」
札幌と網走の間を結んでいるのがこの「オホーツク」です。北海道の特急列車は全体的にキハ283系やキハ261系などへの置換が進んでいますが、この「オホーツク」では国鉄時代からのキハ183系が老体に鞭を打ちつつ今も現役です。
国鉄分割民営化の前後に特急の短編成化が全国体に推進された時期がありましたが、それに伴って登場したのがこのキハ183系100番台です。元々中間の車両だったものを先頭車に改造したものになり、独特のデザインをしています。 グリーン車 というわけです。JR北海道のキハ183系のグリーン車は、基本的にキハ281系のそれと同等の座席に更新されており、同系列ではほぼ必ずといっていいほどこれがきます。
2人がけの方から見て行きます。仕様そのものはキハ281のグリーン車とほとんど変わらず、オーディオ装置が装備されていない程度の差です。。
1人がけの方です。横幅はかなり広く、またモケットも滑りにくいものが使われているので座り心地は快適な方であると思います。 普通車 かわってこちらが普通席の様子。普通席には何パターンか存在するのですが、まずは「オホーツク」の指定席に高確率であてがわれているタイプの座席を紹介します。こちらは、キハ283系の(今は)自由席で使用されているものの色違いとなります。
座席の様子。基本的に構造そのものはキハ283系でよく見かけるものと同じです。また、座席の変更に伴って足元に空間が確保され、足を延ばせるような工夫がなされています。一般的に国鉄型車両の座席を変更する場合は、台座を残して上だけ変更することが多いように見受けられますが、「オホーツク」などかなり長丁場の列車も多いJR北海道ゆえに、居住性を少しでも高めようとしたのかもしれません。
車端部の座席はこーんな感じ。テーブル一枚板のところにパンフレットが2人分いっぱいに置いてあるのはJR北海道の特急ではよく見かけるように思います。
一部号車は自由席と指定席が混在していますが、その中で指定席になる部分の座席には見ての通り「指定席」と刺繍された枕カバーがセットされています。 普通席いろいろ さて、この項目では幼い頃から撮影してきたものも含め、キハ183系の普通車座席の代表的なパターンをいくつか紹介してみようと思います。写真は主に自由席にあてがわれることが多いタイプです。座面がなぜかへたっているものが多いので、これで5時間を過ごすのは正直厳しいような気がします。
キハ283系の自由席と完全に同じタイプも存在します。
で、こちらはキハ281系の自由席で使われている座席を搭載したパターンです。
B寝台 夜行便の9号と10号には寝台車が連結されていました。元々14系客車だった車両をキハ183系と併結できるように改造したものが使われており、夜行便として札幌から網走に到着した後は、寝台車だけを抜いてそれ以外の編成が折り返し昼行になる…、というようなオペレーションでした。
寝台車の車内の様子。車内は見慣れた14系の車内です。ちなみに手前の2段は女性専用となっています。
モケットは変更されています。寝心地は特に変わりません。
スリッパは茶色の常備品のものが使われていました。
廊下の景色を見るための椅子のモケットも、寝台のそれと統一されています。
寝台車には飲み物の自動販売機も装備されています。
おまけ 朝、オホーツク9号で目覚めると(3月中旬 5:50頃)、窓にこんな景色が広がっています。幻想的な雪景色を見つつ、廊下の椅子に腰掛けて景色に見入るのも悪くはありません。 |
||
HOME > 鉄道・バス車内写真 > 特急・急行 / 寝台特急・急行・夜行快速列車 > キハ183系「オホーツク」 |
|
||
copyright(c)2002- Nukezo, All Right Reserved. 当サイト内で公開されている写真・文章などの無断での転載・無断引用は、 引用元の表示があっても固くお断りしております。事前にご一報ください。 |