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E231系0番台「常磐快速・成田線」
103系の最後の牙城であった常磐快速線・成田線に2002年に華々しく登場したのがこの常磐快速線用E231系です。通常、どこかの路線に特化した車両が作られる場合は、同じE231系でも番台区分されるのが常ですが、この常磐快速線用E231系0番台は変更点がそこまで多くなかったためか、総武緩行線用のそれの続き番号となっているのが特徴です。
車体側面の様子。帯色を除けば、特に他のE231系と比べて変わった点はありません。なお、登場直後はエメラルドグリーン(帯の上半分のカラー)のみの帯色でしたが、運用開始までに全車が現在の2色帯に変更されています。
行先表示の様子。
普通車 さて車内の様子です。車内はロングシートがずらりと並んでおり、パッと見では特に他のE231系との違いはありません。
座席の様子。ドア間は7人がけです。かつてのE231系の座席は、まるで石の上に腰かけているような感じがするほど鋼鉄のように固かったのですが、最近は交換が進んだのか柔らかめの座席が中心です。
車端部は3人がけです。
先頭部の座席は運転席スペースの関係から6人がけとなっています。この構造は、先に登場した209系500番台で導入されたもので、その後、総武緩行線で使用されている通勤型のE231系0番台にも受け継がれています。
先頭車のフリースペースの様子。車椅子やベビーカー、子供連れの方向けの場所です。反対側は通常の優先席となっています。
優先席区画はこんな感じです。優先席付近のつり革は後に黄色いE233系スタイルのものに交換されました。
その他の車内設備 天井の様子です。
座席の手すりはこんな感じ。最近のE233系の曲線を描いた手すりに見慣れていると、これすら“一昔前”を感じてしまうのは私だけでしょうか(笑)。
ドアに関しても他のE231系と変わりありません。ドア上には2段式のLED案内表示があります。これは次で詳しく紹介します。
そのLED表示のアップ。2段式となっており、上段で次駅案内、下段で主要駅までの所要時間や運行情報が案内されています。この2段式LEDと、運行情報を案内するためのVIS装置(Visual Information Systemの略で、車両に搭載される旅客案内用の装置のこと)は本系列で初導入されました。常磐線・成田線の特徴として、運行情報に加えて、主要駅までの所要時間が表示されます。VIS装置そのものは後に登場した東海道線用のE231系でも導入されましたが、主要駅への所要時間案内があるのはいまのところ本系列が唯一のようです。
おまけ 昼下がりの成田線を行くE231系の車内から。
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