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ウィラーエクスプレス・シアター車
長距離の昼便はどうしても退屈になりがちという乗客の願いに応えて登場したのが、このウィラーエクスプレス「シアター」です。飛行機のように各座席に個人用モニターを装備し、映画、音楽、ゲームなどを楽しめます。私は東京〜大阪間で乗車しましたが、到着までに3本は映画を見られ、ほとんど退屈しないまま過ごせました。最近は他の高速ツアーバスでも個人用モニターを装備している座席がありますが、個人用モニターで独自のコンテンツを最初に提供したのはこの「シアター」が恐らく初ではないでしょうか。
車体後部の様子。「がんばろう!東北!!」のロゴが貼られていますがこのバスは現在、東京〜大阪間を専属で走っています。通常、このロゴは青森や仙台をはじめとした、東北方面の区間に使用される車に多いのですが…。今後、東北方面の運用予定もあるのかもしれません。
入口の様子。一応、行先表示板もありますが現在は使用されていないようです。 車内 車内の様子です。車内は2+2配置で赤とグレーの座席が並んでいます。形状としてはJRバス関東などで見かける楽座シートと呼ばれるそれと同じですが、座席の色がド派手なせいかだいぶ雰囲気が違って見えます。
座席の様子です。座席の付帯設備はフットレスト、カップホルダー程度とシンプルに留まっており、座席のリクライニング角度もかなり浅めです。リクライニングについては、あまり深くまで倒れるようにすると後ろの人がモニターを見られなくなってしまうため、あえて抑えてあるようです。またひじ掛けはかなり大型のものが採用されており、いくら2人がけとはいえ、一人一人のテリトリーはかなり確保されています。
最前列の席は前に座席がありません。で、どこにモニターがあるのかといいますと、このように画面だけが壁に設置されています。
座席には「WILLER EXPRESS」のロゴがプリントされています。
各座席の天井には読書灯が備わります。その脇には、路線バスでよく見かける「降車ボタン」が。通常、ツアーバスでは必要ない代物ですが、あとで紹介する運転席にもなぜか自動放送がついているなど、路線化を意識した設備が導入されています。
天井には時刻表示と禁煙、シートベルト着用のピクトグラムがあります。また、夜行運転時に使う運転席と客室を仕切るカーテンも装備されています。「シアター」車は、定期運用では昼行便しか設定がないので必要ないはずなのですが、いざという時にはスタンダードを中心に夜行便にも使えるようにはなっているようです(笑)。
シアターシステムとそのコントローラー。
シアターシステムの電源を入れた状態で。現在、映画、音楽、ゲームの3コンテンツがあります。後に登場する「コクーン」にも搭載されています。
入り口部分にはエチケット袋とウィラーの車内誌が備わります。このような形でエチケット袋が置いてあるのは珍しく、なかなか粋な計らいというか気遣いだと思います。 運転席 コックピットはエアロエース標準です。右上に、なぜか自動放送の設備があるのが目を引きます。私が乗車していた時は運転士さんによる肉声のアナウンスのみでしたが、今後は自動放送を導入する予定もあるのかもしれません。
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