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ウィラーエクスプレス・(N)リラックス車・リラックスワイド車
2006年のデビュー以来、日本全国にその催行路線網を広げてきたWILLER EXPRESSですが、その中でも特に「リラックス」はWILLERのツアーバスの代表的な座席であると言えるでしょう。2006年から今日に至るまで、いわば標準仕様としてウィラーでは一番多く提供されている座席であると言えます。
で、こちらが最近の導入の主力であるLKG-代のセレガ。この代からプリクラッシュセーフティが標準装備となり、前面にレーダー照射装置がついています。前面にある黒い四角で見分けがつきます。このタイプのセレガは2011年以降、怒涛の勢いでWILLER EXPRESSに導入され、現在は提携貸切バス会社でもじわじわとその数を増やしています。
ツアーバス大手として急成長を遂げたウィラーエクスプレスですが、これまでウィラーが導入してきたセレガはいずれも観光仕様で、LED表示がフロント仕様のみについていました。しかし2011年暮れ頃から随時、路線化を意識した車両の導入が始まっています。写真がその車両。リアにも行先表示がつき、また入口脇にも行先表示装置が装備されています。
行先方面はこんな感じでバスの前面に掲示されています。 リラックス車内
さて、車内の様子です。普通の大型観光バスだと、横4列×縦12列が定番ですが、この「リラックス」では縦を10列にしてシートピッチを広げています。
というわけで座席の様子です。この「リラックス」の特徴として、座席にフードがついていて、寝顔を他人に見られないような工夫がなされています。リクライニングはかなり深くまで倒れ、レッグレスト、フットレストも装備しており、体全体が座席によって支えられます。
またしてもリラックスですが、よく見ると微妙に違います。2011年暮れ以降に導入された車両のリラックスから、各座席にコンセントが装備されるようになりました。携帯電話や音楽プレーヤーなど、コンセントが欠かせない今日の私達にとっては非常に助かる設備です。それ以外は従来のリラックスと何ら変化はないようです。
コンセントのアップ。窓側のコンセントは足元に装備されています。窓際に座っていると、よく足がコンセントにあたり、充電器などをつないでいると足に絡まります(笑)。
コンセントがついている座席にはこのような絵表示が追加されています。
枕は可動式であり、体の大きさに応じて位置を変えることができます。枕を下まで落としすぎると…、枕が座席から外れます(笑)。事実、故意か否かは別として、枕を外した状態で寝ている人はかなり見かけました。
枕カバーと座席には「WILLER EXPRESS」の文字がプリントされています。 リラックスワイド車内
「リラックス」の高級版として2010年に登場したのがこの「リラックスワイド」です。リラックスワイドは、これまで2+2配置だった従来のリラックスを3列独立シートにして座席幅を広げ、よりゆったりとした移動を好む客層をターゲットにしたものだそうです。ちなみにこのバスは「コンビネーションバス」などと呼ばれています。
で、こちらが座席の様子。付帯設備はリラックスと何ら変わりはなく、席幅が若干広いのとモケットの違いぐらいです。
座席背面の様子。こちらもリラックスと基本的には同じです。 車内設備 座席下にはフットライトが装備されています。
荷棚にはブランケットが装備されています。ブランケットは洗濯してあるようで、清潔な印象を受けました。
天井を見上げます。照明はセレガ標準で、天井は赤色の曲線LEDファイバー、荷物棚の下に蛍光灯という構造になっています。
2011年暮れ以降に導入された車両には自動放送が装備されており、このようなピクトグラムとともに自動放送が流れます。現在は公式サイトや各種報道を見ていると、初期に導入されたバスも含め、全車両への対応が完了したようです。
なお、2012年初頭ごろまでは、特に初期に導入された車両を中心に、この画面しか出ない車もありました。 運転席 PKG-代(2010年までに導入された車両)のコックピットの様子です。
そしてこちらがLKG-代(2011年以降に導入された車両)のコックピット。基本は同じですが、メーターパネル類が一新されています。 |
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