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HOME > 鉄道・バス車内写真 > バス > クラブツーリズム「ロイヤルクルーザー四季の華 海」

クラブツーリズム「ロイヤルクルーザー四季の華 海」

クラブツーリズムが催行するバスツアーの中でも最も高級とされているのが、この「ロイヤルクルーザー 四季の華」です。このほか「風」号も存在し、内装などが異なっています。
写真は築地駅でお休み中の「海」号。車体のカラーは“ブリティッシュグリーン”と呼ばれるものですが、確かに他の観光バスに比べてかなり落ち着いている、というか上品な塗装であるように思います。
「四季の華」は日本全国に4台が存在しています。このページでは、そのうち「海」号(座席配置2+1、23人乗り)の車内を紹介しましょう。
写真の車は2008年に導入された三菱ふそう・エアロクイーンのスーパーハイデッカー。他にいすゞ・ガーラの車両も存在します。

都内の高級ホテルのエントランスに停まる「四季の華」。この塗装なら、ホテルの豪華な入口にもしっかりとマッチしているように思います。

車体側面の様子。Royal Cruiserのロゴや窓枠の塗装が全て金色なのもそうですが、タイヤのホイールまで金色になっておりこだわりが凄いです。

バスのエントランスの様子。こちらもステップは木目調のものが使われています。

車内

さて車内の様子です。車内は本革の座席が2+1で並んでいます。通常の観光バスでは、この車内に11列または12列の座席を配置できるのですが、このロイヤルクルーザーではそれを8列まで減らし、シートピッチを広げています。

2人がけ座席の様子。シートピッチ(前の座席との間隔)は970mmで、通常の観光バスが840mmであることを考えればかなりゆったりしています。見た目はかなりゴージャスですが、座面は革張りで身体が前にズルズルと滑りやすく、実のところの座り心地はそう大したものではありません。
付帯設備は、レッグレスト、インアームテーブル、フットレスト、オーディオ、また背面にボトルホルダー、コートかけなどとなっており、基本的にアッパークラスに必要な設備は一通り持っています。

で、こちらが1人がけの様子。フットレスト、レッグレストを全て展開すると、身体全体が座席によって支えられます。
写真だと分かりにくいですが、背ズリ(背もたれ)がかなり低く、身長170cm代の私だと頭が座席の上に出てしまいます。また、このバスを使って東京から京都まで行くなど、かなり長距離のツアーも開催されているようですが、その割には座席の枕部分に張り出しがなく、うとうとする際によっかかるものがない、背面のコートかけの位置が低すぎてかけにくいなど、ツッコミ所が思った以上に見つかります。
座席自体は革張りになっているなど見た目は悪くないのですが、こういった一種の“詰めの甘さ”がやや残念なところです。

座席の上にはブランケットとスリッパが備わります。このスリッパは茶色なのですが、床の木目調とマッチしてしまい、探すのに少し難儀しました。スリッパそのものは極めて上質なのですが、高齢の方の利用が多い以上、もう少し見つかりやすい色のスリッパにする必要があるように思います。

荷物棚下には補助照明が備わります。

カーテンはロール式。元々座席と窓の割もあっていませんが、カーテンの配置も座席とずれてしまっています。また、カーテンを下げるときは良くても上げる時には、いったん少し下に引っ張ると勝手に上がる方式なのですが、この「少し下に降ろす」のが難しく、どうも使いづらいです。いっそのこと普通のカーテンにしてしまった方がいいような気すらします。

各座席にはオーディオも完備しています。バスそのものは新車ですが、このオーディオの操作パネルは一昔前といった感じがします。こちらも特に暗い時はイヤホンの接続口が見つかりにくく、やや使いにくさを感じました。東海道新幹線のように、座席のひじ掛け部分につけるなどの改良がなされてもいい気がします。
設備そのものが悪いわけではありませんが、実際に利用してみて、こういった数々の“詰めの甘さ”がやけに目についてしまいました。いずれにしても「この設備をつけよう」という発想は非常にいいな、と思うのですが、それだけに何か残念でなりません。

イヤホンとオーディオのチャンネル表。イヤホンは低音、高音ともによく聴こえました。かなり良いものを使っているようです。

サニタリーブース

「四季の華」は全車、トイレを完備しています。

トイレの内部の様子。バスのトイレにしてはかなり広く、ありがちな「体を無理やりトイレの中に押し込める」といったことはせずとも、快適に利用できます。

手洗い台の様子。こちらも非常に清潔です。

車内サービス

「四季の華」を使ったバスツアーでは、一日一回車内での「カフェタイム」が設けられており、車内で淹れたてのコーヒーや緑茶を楽しむことができます。実際に私も利用してみましたが、普通の喫茶店やホテルのラウンジなどで出されるそれと全く遜色ない質でした。また、車内では季節のお茶菓子もサービスされます。

乗車記念品として、「四季の華」のロゴ入りのタオルと、いい匂いのするスプレー(部屋で散布するアレ)が配られます。

「四季の華」の参加者に配られるバッジ。こちらも専用のものが用意されていました。ちなみに持ち帰りも可能です。

運転席

運転席の様子。走り始めて5年が経過していますが、かなりきれいに保たれています。

おまけ

おまけ。バスの窓はかなり大きく、景色をゆったりと見ることができます。

撮影日時・場所

撮影日:2013年12月30日
撮影場所:築地付近 車内

概説

デビュー年:2008年

「ロイヤルクルーザー 四季の華」とは、旅行会社のクラブツーリズムが催行するツアーに使用される観光バス。よりゆったりとした快適な移動をしながら、ゆとりある旅行を楽しみたいという富裕層向けに、車内設備を通常の観光バスから大幅に引き上げたもの。
車内では、車内で淹れたコーヒーや日本茶などがサービスされるほか、乗務員、添乗員、バスガイドなども経験のあるベテランを専属で充てるなど、サービス品質の向上が図られている。

「四季の華」には「海」と「風」の2種類が存在し、「海」は座席が2+1配置(23人乗り)、「風」が2+2配置(28人乗り)。どちらもシートピッチを広げ、足元や横幅にゆとりを持たせている。また、車内にはトイレも完備されている。

全国に「海」「風」を合わせて4台が存在し、神奈中観光、国際興業観光、なの花交通などにより運行されている。

備考

※デビュー年は、ロイヤルクルーザー四季の華のデビュー年を記載しています。
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